野良の「ちゃみ」

kazun

2020年01月19日 12:43

最近よく行く釣り場、港川漁港にも野良猫がいる。
茶色い子猫なので、「ちゃみ」と私は呼んでいる。
こいつは、テトラの中に一人で生きている。
一月ぐらい通っているが、他の猫は見たことがないからである。
まだ餌も取れるかどうかの幼い子猫が、たった一人でテトラの中で生活しているって、寂しくないのか、可哀想にもけなげにも思えてくるのである。
だから、ここへ行くときには、冷凍した小魚を前の晩から解凍して持っていく。
着いたらまず、ちゃみおいでーと呼んで魚を見せると、臭いにつられてテトラの間から顔を出す。
最初はなかなか出てこないので、魚を置いて釣りの準備をしている間に魚を持って行っていた。
それが数回続いた後、ようやくテトラの中から出てくるようになってきた。
でも、まださわらせてはくれない。
行くたびに、生き餌にはならないような小魚をあげたり、捌いた魚の内蔵などをあげている。
今では、私が釣り場に到着するとテトラの中から出て来て、こちらを見て鳴き声をあげている。
魚をやると、喜んで鳴き声を出しながら必死に食べている。
でも、子猫なので一匹食べるのにもとても時間がかかる。
堤防の上で1時間以上もかかっているときもある。
刻んであげたい気もあるが、そこはじっとこらえて、自分でちゃんと食べることが出来るように見守ることにしている。








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